どうも、こんにちは。
ハスキです。
冬になると、毎年流行する厄介なインフルエンザウイルス。
冬になると爆発的に増殖する、あの厄介者です。
迷惑なウイルスだが、疑問に思ったことないですか?
インフルエンザウイルスは夏の間、どうしているのだろうか?
どうやって冬まで生き延びて、なぜ冬だけ大流行するのか?
インフルエンザって低温低湿度じゃないと、生きられないイメージのウイルスですよね。
しかし、そうなると高温多湿の夏は越せない。
日本が夏のときは、南半球にでも移動しているのだろうか?
それとも地中にでも、いるのだろうか?
そんな疑問を調べたので、シェアしたいと思います。
冬以外もインフルエンザは活動していた
冬しかインフルエンザウイルスがいないなんて、勝手な思い込みでした。
インフルエンザウイルスは、季節に関係なく一年中活動しています。
乾燥した冬に、爆発的に流行しているだけでした。
確かに、夏インフルエンザにかかる人も稀にいますね。
本州に住んでいると珍しいですが、九州や沖縄では夏でもインフルエンザによくかかるらしい。
国内でも温暖な気候の地域では、夏にインフルエンザが流行することも珍しくないのです。
ではなぜ本州では寒い時期にだけ、インフルエンザは流行するのでしょうか?
なぜインフルエンザは冬だけ大流行するのか。
一年中活動している、インフルエンザウイルス。
だったら冬以外だって、流行してもいいのでは?
なぜ冬の乾燥した時期だけ、大流行するのでしょう?
調べた結果、理由が2つありました。
- 空気が乾燥するためウイルスの移動距離が長くなる。
- 感染する人側も寒さと乾燥で弱っている。
一つずつ説明します。
空気が乾燥するためウイルスの移動距離が長くなる。
冬は空気が乾燥しています。
乾燥しているってことは湿度が低く、空気中の水分が少ない状態です。
逆に湿度が高い季節は、空気中に水分がたくさん含まれている状態となります。
空気中の湿度が高いと、ウイルスは水分にぶつかり下に落下してしまいます。
そのためウイルスは、簡単に新しい宿主へだどりつけないのです。
ウイルスは宿主に寄生しないと、生き続けることができません。
その場で息絶えてしまいます。
乾燥している場合は邪魔する水分が空気中に少ない。
そのため浮遊する時間が長く、遠くまで飛ぶことが可能となります。
そしてウイルス自体も水分を含んでいます。
乾燥した空気中では自分の水分も蒸発して、軽くなってより飛距離をかせげるのです。
感染する人間側も、寒さと乾燥で弱っている。
寒くて乾燥する冬は、人間側も弱っています。
冬は気温が低いので、体温が低下しやすい状態です。
体温が下がると体の免疫力も弱まるため、ウイルスに感染しやすくなります。
ウイルスに対して、体内の抵抗力が負けてしまいます。
さらに空気が乾燥している状態では、喉や鼻の粘膜が炎症を起こしやすくなります。
そのため、ウイルスに感染しやすくなってしまうわけです。
上記のことが重なり、冬は風邪やインフルエンザウイルスに感染しやすくなるのです。
熱帯地域では季節に関係なくインフルエンザにかかる
調べていると、意外な事実もわかりました。
暖かくて湿度の高い熱帯の地域では、季節に関係なくインフルエンザが流行します。
温暖で高湿度という、インフルエンザウイルスが生きにくい環境のはずなのにです。
特に雨季に流行しやすい。
雨季は外出する機会が減り、人が屋内で密集するため感染しやすくなります。
人から人へ感染するウイルスは、人が密接する環境があれば増殖できます。
温暖な熱帯地域には冬がないから、季節が関係ないのでしょう。
まとめ
インフルエンザウイルスは夏どうしてるのか?の答え。
”季節に関係なく、一年中活動している。”
冬以外の夏でも、春でも、秋でも活動していました。
高温多湿の熱帯地域で、インフルエンザがいつでも流行する可能性があるのは意外でした。
冬にインフルエンザが大流行する理由をまとめます。
- 低湿度だとウイルスの飛距離が長くなるので、新しい宿主に寄生できる確率が上がる
- 体温の低下+乾燥で、喉や気管支の粘膜が弱って感染しやすくなる。
インフルエンザウイルスが低温や低湿度を好んでいるわけでなく、感染しやすい条件が揃った冬に流行します。
生物に雄(オス)と雌(メス)が存在する理由は、ウイルス対策らしい。
遺伝子を交換して、ウイルスに負けない子孫を残すためです。
クローンのように分裂する方法だと、勝てないウイルスが現れたときに絶滅してしまうから。
人類はウイルスとの熾烈な生存競争を、繰り返していくのでしょうね。
参考になれば幸いです。
では、また。