ワトコオイルと未晒し蜜ロウワックス 画像

オーダーメイド天板をワトコオイルと蜜蝋ワックスでDIY!おしゃれデスクに仕上げた

ワトコオイルと未晒し蜜ロウワックス 画像

どうも、こんにちは。

ハスキです。

デスク環境づくりが趣味の私。

順調に完成形態へ、日々近づいています。

今回は、デスクの顔と言っても過言ではないアイテムを手に入れました。

デスク天板です。

マルトクショップという、ネットでオーダーメイド可能なショップから購入しました。

オーダーメイド天板を、ワトコオイル(ナチュラル)未晒し蜜蝋ワックスでDIY。

完成したデスクは、想定以上の良い仕上りとなりました。

購入したオーダーメイド天板の詳細と、DIYレビューを紹介します。

デスク天板にマルトクショップを選んだ理由

マルトクショップで購入した天板(タモ材)  アップ画像
マルトクショップで購入した天板(DIY前)

今までIKEAの「リンモン」という、3,000円くらいの天板を使用してました。

コロナ禍以前から、使用していたデスク天板です。

使い勝手に問題があった訳ではないのですが、正直安いものは安いなりの品質。

これは仕方ないことだし、丈夫で軽くて安価なIKEAのリンモンを否定するつもりは全くありません。

ですがデスク環境に目覚めた私として、良質な天板が欲しくなるのは至極真っ当なこと。

そのため新たに、本物の木製天板を購入することにしました。

当初は同じIKEAの「イェルトン」という、木製の天板を購入を想定していました。

大きいサイズの天板を探していたので、サイズが1550×750×30mmのイェルトンはちょうどよかった。

価格はIKEAのデスク天板としては高めだけど、完全木製の天板として考えれば激安。

しかしいざ買おうとネットで調べると、生産終了で在庫切れ。

人気がなかったのかなぁ・・・。

マルトクショップのオーダーメイド天板にたどり着いた

IKEAの選択肢を失い、一から天板を探すことに。

ブログやYou Tubeでデスク天板を調べたところ、高い確率で出てくる天板のメーカーがありました。

マルトクショップです。

無垢材や集成材をフリーカットしてくれる、木材メーカーです。

マルトクショップの評判は、かなり高い。

評判の高さは、品質が高いことの証明でしょう。

DIYは苦手だけど、理想のデスクを現実にするためにはDIYするしかありません。

IKEAのイェルトンに比べれば割高だけど、オーダーメイドの金額としてみれば良心的な価格です。

木材の種類から、サイズまで選択も可能だし。

マルトクショップで、天板をオーダーメイドすることにしました。

マルトクショップ 公式サイト
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デスク天板 画像

マルトクショップでオーダーした天板の詳細

マルトクショップで購入した、天板の詳細を紹介します。

木材の種類

木材はタモ材を選択しました。

デスク天板に向いている木材は、

  • アカシア
  • ウォルナット
  • ゴム
  • タモ

この辺りです。

あとは好みと、予算の問題ですね。

ウォルナットは、理想より色が濃すぎるし高い。

アカシアは、色が好みではない。

ゴムとタモで迷ったが、タモの色、質感と高級感が理想的かなと判断。

なんとなくですけど。

サイズ

自分が設置する場所とこれから購入予定の大型PCモニターを想定して、サイズを決めました。

1,550mm
奥行き700mm
厚み30mm

幅は、設置する場所に合わせて1,550mm。

奥行きは、設置予定の大型モニターとの最適な距離を想定。

モニターは34インチのウルトラワイドモニターか、32インチの4kモニターを想定しています。

どっちにしても大型だから、ある程度モニターからの距離が必要です。

モニターからの距離は、700mmがベストと判断。

厚みは薄すぎると強度の問題と見た目を考慮して、30mmにしました。

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U3121WE 画像

オプションの仕様

マルトクショップではサイズ以外に、角や辺の加工も選択できます。

その他にも、オプションがいろいろ選択できます。

辺の加工は下記を選択。

面取A上(3R)、下(糸面取)
面取B上(糸面取)、下(糸面取)
面取C上下(3R)
面取D上(糸面取)、下(糸面取)

角は4箇所すべて3R。

オプションで、埋め込みタイプの反り止めを追加しました。

デスク天板は固定しないで架台と引き出しに乗せるだけで使用予定なので、経年劣化でソリが発生するかもしれない。

そう思ったので、反り止めを入れました。

反り止めは価格が張るので迷ったけど、もし反って後悔するなら今やるべきかなと。

脚と天板をガッチリ固定するのであれば、反り止めは不要でしょう。

価格

価格は送料抜きで、¥30,160。(2021年4月時点)

(調べたところ、2024年8月現在では¥37,000)

送料込みだと、¥31,810。

そのうち¥7,480が反り止め代(2024年8月でも同額)。

反り止めで、だいぶ金額が跳ね上がってしまった。

送料は総重量30kg以下かつ、3辺の合計が2700mm以下で¥30,000以上なら送料無料となります。

しかし今回購入したサイズは、3辺が2700mm以上です。

¥30,000以上ですが、送料¥1,650の送料がかかりました。

マルトクショップ 公式サイト

デスク天板のDIYに使用したアイテム

ワトコオイル(ナチュラル)と未晒し蜜ロウワックス 画像

デスク天板DIYに、用意したアイテムを紹介します。

ワトコオイル(ナチュラル)

塗装はワトコオイル(ナチュラル)を選択。

理由は塗装が簡単で、自然な仕上がりになるとの評判から。

ミディアムウォルナットと迷いまいしたが、ミディアムウォルナットとナチュラルは、調べる限りほとんど色が変わらないとのこと。

下手に色を入れるなら入れないほうがキレイに仕上がると思い、ナチュラルを選択。

200mlを2缶購入しましたが、実際には1缶で足りました。

未晒し蜜蝋ワックス

ワトコオイルはオイルフィニッシュと言われる塗料なのでワトコオイルだけでもいいかと思ったけど、耐水用にワックスでコーティングもしたい。

水滴などで、デスクが傷むことは避けたいので。

未晒し蜜蝋ワックスにはAタイプとCタイプがあります。

硬いタイプがAで、柔らかいタイプがC。

柔らかいほうが塗りやすいと思ったので、Cタイプを選択しました。

今後も定期的なメンテナンスに使用する事を考えて、300mlを購入。

ハケ

ワトコオイル塗装に、必要なハケです。

ハケは、近所のホームセンターで購入しました。

ニス用で売っていた、安価なもの。

#240の紙ヤスリと#400の耐水ヤスリ

ヤスリの番手はたくさんあるので迷うところですが、#240のヤスリと#400の耐水ヤスリを選択。

結果から言えば、この2タイプの使用で問題ありません。

#240はマジックテープ式で、ホルダーにセットできるタイプのハイピッチペーパーを購入。

仕上げ用として、#400耐水ペーパーを購入しました。

ヤスリがけ用のホルダー

ヤスリをマジックテープで固定できるホルダー。

これがメッチャ便利でした。

#240のヤスリがけで使用しましたが、これのおかげで全然疲れずにヤスリがけできました。

ウエス

ワトコオイルと蜜蝋ワックスの拭き上げに使用する布。

安価な白Tシャツを、激安の服屋で7枚用意しました。

余ったらそのままTシャツとして使えると思って。

色落ちしない布であれば、何でもいいでしょう。

マルトクショップ天板のワトコオイル&蜜蝋ワックスDIYレビュー

REVIEWの文字 画像

ワトコオイル(ナチュラル)未晒し蜜蝋ワックスを使用したDIYレビューを紹介します。

DIYは乾燥時間を含めて、3日を要しました。

ほぼ乾燥の時間ですけどね。

  1. ヤスリがけ
  2. ワトコオイル塗装
  3. 未晒し蜜蝋ワックスがけ
  4. 失敗した点

上記4点をテーマにレビューします。

と、その前に購入した天板を、梱包から開封。

マルトクショップ天板 開封後 裏面画像
梱包を開封した状態
 
ハスキ
質感メッチャいい・・・・

高級感のある見た目と質感。

開封時にその品質の高さから、テンション爆上がり。

黒い金具が反り止めです。

ヤスリがけ

まずは天板をヤスリがけ。

届いた時点で#240レベルの研磨処理がされてるので、ヤスリがけしなくてもいい仕上がりでした。

だけど計画通りに、ヤスリがけを決行。

このヤスリがけのみ、ベランダで作業しました。

粉が舞うので。

天板が20kgと重いんで、運ぶのには苦労しました(汗)。

ベランダで天板ヤスリがけの準備 画像

架台はデスクでも使っているイケアの脚を、作業台に使用。

#240のヤスリ(ハイピッチペーパー)とヤスリホルダー 画像

#240のマジックテープ付きヤスリと、ヤスリを取り付けるホルダー。

5枚✕3=15枚用意しましたが、実際には5枚で足りました。

ヤスリをホルダーにセット 画像
ヤスリをホルダーにセットするとこんな感じ。

ヤスリがけを始めます。

#240で天板のヤスリがけ中 画像

ヤスリがけは筋肉痛を覚悟してましたが、全然平気でした。

ホルダーがあることで、疲れずに作業できました。

作業する高さも、ちょうどよかった。

低いと、腰をやられますからね。

結構入念にヤスリがけをしました。

側面も忘れずに。

ヤスリがけが終わったら粉を掃除機で吸った後に、よく絞った濡れタオルで拭き上げ。

しかし、ヤスリがけ直後に思ったことが、

 
ハスキ
ヤスリがけ前より、目が粗くなった気がするんですけど・・・・・。

ヤスリをかけたことにより、逆に粗くなったような・・・。

この時点ですごく心配しましたが、最終的に仕上がりは全く問題ありませんでした。

最初の研磨は#240で問題ありません。

逆にキレイに研磨しすぎると、ウェット研磨の効果が薄れてしまうのです。

ワトコオイル塗装

メインイベントといっても過言ではない、ワトコオイル(ナチュラル)の塗装作業に入ります。

塗装の工程から、室内に移動しました。

ワトコオイル塗装前の天板 画像

床や架台にオイルが付かないよう、ブルーシートとゴミ袋をカットしてスタンバイ。

ワトコオイル塗装の準備 画像

まずはハケの抜け毛確認から。

ハケの毛を引っ張って抜けそうな毛や、抜けている毛を取り除きます。

確認が終わったら、塗装開始。

苦労することなく、キレイに塗ることができました。

側面も忘れずに塗装。

天板1度目の塗装後 画像
1度目の塗装後

すごく良い色。

想定以上に、好みの色でした。

30分間オイルを木材に浸透させてから、余分なオイルをウエスで拭き上げ。

天板塗装をウエスで拭き上げ 画像

ウエスに使用したTシャツは、ハサミで切って手頃なサイズにしました。

使用後のウエスは、水に晒してから捨てます。

そのまま捨てると、自然発火の恐れがあるらしい。

拭き取りが終わったら、1時間乾燥。

ワトコオイルが余りそうだったので、この1時間を利用して予定になかった裏面も塗装しました。

天板裏面 塗装前 画像
裏面塗装前
天板裏面 塗装後 画像
裏面塗装後

見比べると、良い色になったことがよくわかる。

裏面の塗装が終わったら、表側にひっくり返して乾燥。

裏面は架台と触れている場所が乾きにくいと思ったので、数時間置きに架台と接触している位置をずらして乾燥しました。

百均で容器を購入しましたが、紙製だったせいで染み込んでしまった。

ワトコオイルが染み込んだ紙製容器 画像

1時間の乾燥が終わったら、2度目の塗装を開始。

2回目の塗装をした結果、使用したワトコオイルの量は200mlの缶で少し余るくらい。

余っても仕方ないので、全部使い切りました。

塗装したら、オイルで濡れた状態のままウェット研磨を行います。

#400耐水ペーパーの出番です。

入念にウェット研磨を行いました。

天板をウェット研磨中 画像

ウェット研磨の目的は、仕上げの研磨+オイルと削りカスを隙間に入れて表面の段差をなくすこと。

この工程のおかげで、ツルツルの表面に仕上がりました。

ウェット研磨が終わったら、余分なオイルをウエスで拭き上げて24時間乾燥します。

天板ウェット研磨後 画像

乾燥中にオイルが木材から滲み出てくるので、数時間置きに拭き取らなければなりません。

この作業を怠ると、吹き出たオイルの跡が残ってしまいます。

24時間乾燥後もオイルが出てくる場合があると聞きてましたが、一晩で乾燥し終わりました。

後ほど失敗した点で取り上げますが、この乾燥スピードの早さが誤算となりました・・。

未晒し蜜蝋ワックスがけ

ワトコオイルの24時間乾燥が終わったので、蜜蝋ワックスがけの作業に入ります。

未晒し蜜蝋ワックス準備 画像
蜜蝋ワックス開封(未使用)とウエス

ワトコオイル塗装後、この時点でツヤも出たので蜜蝋ワックスは無しでもいいかと思いました。

ですがせっかく蜜蝋ワックスも購入したので、ワックスがけもやることに。

撥水のためにも。

テカテカし過ぎてもおかしいと思ったので、薄めにしてみました。

ウエスにワックスを取って、円を描くように擦り込みます。

300mlの容量で使用したのは、ほんの少しだけでした。

ほぼ余った。

蜜蝋ワックスを使用した量 画像
使用後の蜜蝋ワックス

良いツヤ加減となりました。

蜜蝋ワックスで天板ワックスがけ終了 画像

上塗りはいくらでもできるから、調整しながら薄めのワックスがけが正解でしょう。

DIYで失敗した点

おおむね満足な仕上がりとなりましたが、少し心残りとなった点があります。

数時間置きに拭き上げを行いましたが、寝ている間の7時間くらい吹き上げはやりませんでした。

仕方ないと思って。

寝てるんだもの。

だがこれが甘かった。

朝起きて拭き上げればいいやと思ったのですが、朝起きたら滲み出たオイルがすでに乾燥してた。

気にしなければわからない些細なレベルだが、滲み出たオイルの跡が光加減によって見える状態で乾燥してしまった。

写真に映らないほど、些細な跡です。

意識て見ようと思わなければ、わからないレベル。

しかし完璧を求めた私にとって、心残りの点になりました。

気合入れて、数時間置きに起きて吹き上げるべきだった。

でも結局、夜中に起きることはなかっただろうな。

どっちにしろ、この結果になったでしょうね・・・。

あとがき

デスク天板 画像
追記:2022年11月時のデスク

DIYは苦手なため、心配でした。

ですが、結果は予想以上の良い仕上がりになってくれました。

ワトコオイルの色も、ナチュラルで正解だった。

塗装後はあまり変化ないかもと思ってましたが、想定以上の良い色になってくれました。

下手に色付きでなくて、よかったんじゃないかな。

ワトコオイルの匂いは、思った以上にキツイ匂いです。

工業製品独特の匂いというか。

妻と子供に、臭いとかなり不評でした(汗)。

匂いがとれるまで、3日くらいかかった。

ガソリンと同じように、好き嫌いが別れる匂いです。

何と言っても、自分で仕上げたデスクは愛着が人一倍ですね。

これから、大切に使っていきたい。

お金はかかりました。

しかし手に入れた物は、お金以上の価値を感じています。

  • 所有欲
  • 高品質
  • おしゃれ

満たしたい欲求を、十分に満たせるデスク天板になりました。

仕事にブログ。

一層やる気が出る環境となり、大満足です。

マルトクショップ 公式サイト