【M3 MacBook Airレビュー】2017 インテルMacBook Proと比較した性能差はどれほどか
2017年製のIntel Core i5搭載MacBook Proを、長らく使用してきました。
バッテリーの寿命が尽きてしまい、使い方によっては15分ほどで充電が切れてしまう状態です。
また、少し負荷をかけると本体が熱くなり、冷却ファンが怒り狂ったように周り始めます。
この状況のため、パソコンを買い替えざるを得なくなりました。
新しいパソコンはWindowsも検討しましたが、最終的にMacBookを選定。
性能、コスト、デザインを総合的に考慮して、M3チップのMacBook Airが最適だと判断したんだ。
M3 MacBook Airを選んだ理由と使用したレビューに合わせて、2017年製Intel MacとM3 Macの比較について紹介します。
私がM3 MacBook Airを選んだ理由
現状では、重い負荷のかかる作業をする予定はありません。
そのため、ハイパワーは必要がなくても問題ありません。
実はM2のMacBook Airでも、性能は十分なんだよね。
M2のMacBook Airは148,800円と、168,400円のM3よりも19,600円安く購入できます。
ですが私は、M3を選びました。
将来を見据えてM2ではなくM3 MacBook Airを選択した
短期間で買い替える予定であれば、M2でも良かったと思います。
2年程度で買い替えるのであれば、2年後でもM2はそれほど時代遅れではないでしょう。
しかし私は壊れるか、著しく性能が低下して使いづらくなるまで、買い替える予定はありません。
5年から10年は、同じパソコンを使うつもりです。
長く使うのであれば、最新のものを購入しておいた方が良いと考えました。
数年後に性能が多少低下しても、M2よりも新しい世代なので快適に使えるはずだし、時代遅れ感もM2よりはないからね。
性能不足に悩むな!パソコンは性能を持て余すくらいでちょうどいい
でもM2で性能が足りるなら、M2を選んだ方が得じゃないの?
いいや、パソコンは性能は余るくらいがちょうどいいんだ。
M2で将来的に、パワー不足を感じる可能性もゼロではありません。
今後、負荷のかかる作業を頻繁に行うかもしれません。
また、パソコンは使っているうちに性能が低下します。
将来の未知数と性能の劣化を考慮すると、高性能なモデルを選んでおいた方がベストな選択となります。
M2とM3の価格差は19,600円。ならばM3を選ぶべき
M4 MacBook Proの最安モデルは248,800円と、M3のAirと比較して84,000円の価格差があります。
この差は私にとって、あまりにも大きい。
一方、M2とM3の価格差は19,600円です。
長期的な目線で考えると、この価格差に見合うだけの価値はあるのではないでしょうか。
デスクトップPCでいいならMac miniがおすすめ
持ち運ぶ想定であったり、デスクトップPCを設置するスペースがないのであれば、ノートパソコンしか選択肢はありません。
しかしデスクトップPCで問題ないのであれば、Mac miniをおすすめします。
Mac miniは、M4チップを搭載しながらも、驚きの価格94,800円から手に入ります。
Mac miniは、コスパ最強のデスクトップPCだと思うよ。
ディスプレイ、キーボード、マウスは別途用意する必要がありますが、すでに持っているものがあれば、追加費用はかかりません。
M3 MacBook Airの使用レビュー
ということで、久々にパソコンを買い替えました。
M3 MacBook Airです。
ヨドバシカメラで購入しました。
カスタマイズする必要がないので市販品で十分だし、ヨドバシカメラのポイントを使いたかったのと、新たにポイントを貯めたかったので。
ヨドバシカメラでは、Apple製品は5%のポイントがつきます。
ヨドバシカメラのクレジットカード使用ならプラス1%で、6%ポイントがつきます。
レビューは、3テーマで紹介します。
外観
MagSafeの充電ポートが加わりました(2017モデルはなかった)。
カラーはミッドナイトを選択。M2から加わった新色です。
せっかくなので、新色を選びました。
わかりやすく言えば、マットブラックですね。
光の加減で、少し青が入るマットブラックでかっこいい!
ただMacBookらしさなら、シルバーのほうがあるね。
ミッドナイトは指紋が目立ちにくいとの評判ですが、指紋がつきます。
触ったあとが、それなりにつきます。
目立ちにくいといえは目立ちにくいですが、シルバーと比べれば目立ちます。
シルバーは全然指紋がつかないので。
打鍵感
左:2024 MacBook Air 右:2017 MacBook Pro
左:2024 MacBook Air 右:2017 MacBook Pro
2017年モデルのMacBook Proは、「パチパチ」とパンタグラフ式らしい音で、キーストロークが浅く感じられました。
一方、2024年モデルのMacBook Airは、「コスコス」と静かな打鍵音で、適度なキーストロークがあり、しっかりと押し込んでいる感覚があります。
M3のMacBook Airはタイピング音が静かだから、カフェなどで周りの目を気にせず集中して作業できるな。
使い勝手
元々Macに慣れていたので、M3 MacBook Airも違和感なくスムーズに使えます。
ただ、WindowsからMacに乗り換えを検討されている方も、安心してほしい。
私は会社のPCがWindowsなので、両方のOSを使い分けていますが、特に問題なく作業できています。
時々ショートカットキーを間違えてますが。
電池も持ちが素晴らしい
出張が多く、3泊4日の出張を頻繁に繰り返しますが、M3 MacBook Airは充電切れの心配が全くありません。
MacBookはブログ執筆に使うのですが、ホテルでの2~3時間の作業で3日間に1回も充電しません。半分も減りません。
1日数時間程度の利用であれば、週に1回充電すれば十分なバッテリーライフです。
M3は消費電力が少ない、すごいチップだよ!
筐体のスタイリッシュさはさすがApple
MacBookの魅力は、高い性能だけではありません。
MacBookといえば、この美しい外観です。
アルミ削り出しの、クールでスタイリッシュなボディ。
無駄な装飾を削ぎ落とした、シンプルで洗練されたデザインは、まさに完璧。
MacBookは、スタバでドヤ顔できるパスポートさ(笑)。
2024 M3 MacBook Air vs 2017 Intel MacBook Pro 性能比較
2017Intel i5 MacBook Proから2024 M3 MacBook Airに替えて、どこが変わったのか。
使い勝手を、比較してみました。
まず、スペックを紹介します。
スペック | 2017 Intel i5 MacBook Pro | 2024 M3 MacBook Air |
---|---|---|
プロセッサ | 2.3GHz デュアルコア intel Coer i5 | M3 |
グラフィックス | Intel Plus Graphics 640 1536 MB | – |
メモリ | 8GB | 16GB |
ストレージ | 256GB | 256GB |
ProとAirの違いはありますが、どちらも最安値のモデルでカスタマイズなしです。
この3テーマにて。
ディスプレイ、外観の比較
ディスプレイの比較
左:2024 MacBook Air 右:2017 MacBook Pro
2017 MacBook Proが13.3インチで、2024 M3 MacBook Airは13.6インチ。
カメラのノッチ部分を残して、上部のディスプレイ部が拡張されています。
その分、表示領域が広くなり、どちらも13インチと小型のMacBookですが、このわずかなインチアップですごく快適になりました。
わずかな差なのに、この拡張は大きな進化だと思うよ。
解像度は2024 M3 MacBook Airの方が、よりきめ細かく感じます。
明るさのコントロール機能も向上しており、True Toneテクノロジーの進化を感じます。
周囲の光に合わせて、ディスプレイの色温度と明るさを自動で調整する技術。
視認性が、大幅に向上しました。
外観の比較
左:2024 MacBook Air 右:2017 MacBook Pro
2017 MacBook Proの方が、丸みを帯びています。
2024 MacBook Airは、全体的に平面です。
2017モデルも十分におしゃれですが、2024モデルは、ない無駄をさらに削ぎ落としスタイリッシュさが増しました。
背面のリンゴマークが大きくなってデザインのアクセントとなり、おしゃれさをより際立たせています。
スピーカーの比較
M3 MacBook Airのスピーカー位置
2017 MacBook Proは、キーボード横にスピーカーがあり、音がダイレクトに聞こえました。
一方、2024 MacBook Airは、スピーカーがディスプレイ側の側面にあるため、音がディスプレイに反射し、ディスプレイから聞こえてくるような感覚です。
音質に関しては、両モデルに大きな差は感じられないなあ。
処理速度の比較
処理速度は、さすがにM3が早い。
アプリの起動速度やマルチタスク性能に大きな差が出ています。
全てが高速で、安心して作業できます。
YouTubeを再生しながらブログを書いたり、複数のタブを開いて調べ物をしても、余裕を感じる。
これだけの処理能力があれば、安心して作業に集中できます。
ブログ執筆の用途では、パワーに変化なし
M3は高性能なチップですが、ブログ執筆という用途においては、その恩恵をほとんど感じられません。
文字入力や文章作成といった作業は、それほど高い処理能力を必要としないため、インテルMacとM3 Macで大きな使い勝手の差はありません。
ただし、画像の選定や編集など、より高度な処理を伴う作業では、M3チップの性能が大きく活かされます。
使用して感じた大きな違い
2017 インテルMacとM3 Macを、ブロガーとしての私の用途で比較すると、大きな違いが3つあります。
- GPUの性能
- 発熱がない
- ファンレス設計
私は動画編集を行いませんが、ブログ用の画像を探したり、簡単な編集作業は行います。
2017 インテルMacは、画像処理を行うと本体が非常に熱くなり、冷却ファンが怒り狂ったように稼働していました。
この轟音を聞くと、「マシンが壊れてしまうのではないか」という、不安で大きなストレスがありました。
一方、2024 M3 Macは、GPUを長時間使用してもほとんど熱を持ちません。
熱をほとんど発生させないチップのため、M3 MacBookには冷却ファンすら搭載されていません。
そのため、非常に静かに作業できます。
発熱が少ないという点は、appleシリコン(M3チップ)の大きな進化です。
あとがき
2017 インテルMacとM3 Macを比較すると、GPU性能の差が最も顕著です。
画像処理能力は、比べ物にならないほど向上しました。
負荷をかけても熱くならず、ファンレス設計のため常に静音である点も大きな進化です。
パソコンの買い替えにあたり、Windows機も含めて検討しましたが、最終的に性能、コスト、デザイン性のバランスが最も優れていたことから、MacBookを選びました。
現時点では持て余すほどの性能ですが、将来的に動画編集など、より高度な作業を行う可能性も考慮すると、高性能なマシンを選ぶことは理にかなっていると思います。
高性能なM3チップ、使いやすいmacOS、そして洗練されたアルミボディ。
性能と高級感のあるデザイン性を考えると、164,800円は非常にリーズナブルだと思うよ。
以上です。
では、また。