先日風邪をひいてしまい、コンビニで栄養ドリンクを買って飲むことがありました。
気休めかもしれませんが、栄養補給したくて。
ここで一つ、素朴な疑問が浮かびました。
飲料水のほとんどがペットボトルに変わった現代で、瓶にこだわる意味があるのだろうか?
瓶のほうが、生産コスト高いだろうし。
重いし。
瓶じゃなきゃいけない理由って、何かあるのだろうか?
そんなわけで、栄養ドリンクが瓶である理由を調べてみました。
栄養ドリンクが瓶である理由

調べてみたところ、栄養ドリンクが茶色い瓶である理由がありました。
理由はこの3点。
- 遮光性のため
- 医薬品、医薬部外品のため
- 高級感を出すため
一つずつ解説します。
遮光性のため
栄養ドリンクって、ほとんどが茶色の瓶に入ってますよね。
栄養ドリンクの瓶が茶色の理由は、光を遮る(さえぎる)ためです。
この茶色、実は重要なことだったのです。
この茶色の瓶は【遮光瓶(しゃこうびん)】と呼ばれる瓶。
栄養ドリンクの栄養素や風味を守るためには、光を遮る必要があります。
特にビタミンは光によって、分解される可能性があるのです。
医薬品、医薬部外品のため
医薬品の容器には、色々と規制があります。
- 透明性
- 通気性がない
- 透湿性がない
- 科学的耐久性
と、多くの要求に答えなければなりません。
遮光性の必要な医薬品に対しては、当然【遮光瓶】が使用されます。
栄養ドリンクは成分によって、三つの分類にわけられています。
- 医薬品
- 医薬部外品
- 清涼飲料水
医薬品
薬局や薬店のみで販売が可能。
治療や予防についての効能を、記載することができる。
医薬部外品
販売規制がないため、コンビニエンスストアなどで販売することが可能。
医薬品よりは穏やかだが、体に何らかの改善効果があるものと決められている。
清涼飲料水
食品衛生法で、食品添加物と認められている商品のみ使用が可能。
疲労回復や滋養強壮などの効果を表現することはできない。
エナジードリンクは、清涼飲料水のジャンルになります。
医薬品以外でも、医薬品と同じ瓶を使用することにより、効果をアピールする目的で遮光瓶を使用します。
高級感を出すため
商品は、見た目の印象も大事なこと。
視覚効果で
いかにも効きそうだなとか、高級感がありそうだなとのイメージも必要なのです。
内容が瓶ある必要がなくても瓶にすることで、効果や高級感を演出するのです。
確かに、ペットボトルではイマイチ効果は期待できないし、高級感もありません。
実際に、数千円の高級栄養ドリンクも普通に売ってますからね。
言われてみれば、ペットボトルで価格が高い飲み物ってありませんよね。
まとめ、結論

栄養ドリンクの容器が瓶の理由は
- 遮光性のため
- 医薬品、医薬部外品のため
- 高級感を出すため
でした。
理由は、確かに存在しました。
瓶でないとダメなのですね。
これで疑問はスッキリ解決。
高級感といえば、居酒屋でも同じことが言えます。
瓶ビールを提供する居酒屋はあっても、缶ビールを提供する居酒屋はありませんよね。
中身は一緒なのに。
要は見た目のイメージも大事ってことです。
いずれ瓶に変わる容器も出てくることでしょうが、これだけ長い間瓶が選ばれている以上、なかなか瓶を超える容器は現れないかな。
しばらくは、瓶との長い付き合いになりそうですね。