どうも、こんにちは。
ハスキです。
15年くらい使ってた腕時計が、壊れてしまった。
さすがに寿命だなー。
クォーツは10年が寿命と言われてるんで、よく持ってくれたほうだね。
壊れたのがコロナ禍でテレワークだったから腕時計がなくても困らなかったが、コロナが落ち着いて外出することがかなり増えた。
外出が増えると、腕時計がないとやっぱり不便なんだよね。
私の仕事は営業。
商談中にスマホで、時間を確認するわけにはいかないのよ。
だから新しい腕時計の購入を決めた。
40代にして、人生初の機械式腕時計を購入。
選んだ腕時計はTissot(ティソ)のPEX Powermatic 80。
TissotのPRXオートマチックを購入した理由と、2週間使用したレビューを紹介します。
(題名の「10万円以下」は2021年購入時の価格です。)
Tissot(ティソ)PRX Powermatic80を選んだ理由

腕時計を購入するにあたって、最初は「2〜3万のファッション腕時計でいいや。」と思ってた。
だが私の年齢は40代。
若い人向けのデザインは流石に似合わないし、安価すぎるのもいかがなものか・・・。
腕時計は、そうそう買い換えるものではないしなぁ。
そう考えてるうちに、「少し奮発してもいいのでは?」と思うようになってきた。
10万円以下で自分の条件に合う腕時計を探した
星の数ほどある腕時計。
まずは条件を絞った。
- 予算10万円
- 機械式
- オンオフ両方で使えるデザイン
- 10年後も20年後も似合うデザイン
予算10万円
奮発するとはいえ、何十万も腕時計につぎ込むつもりはない。
そもそも、そんなお金はない。
時計好きならば、10万円なんて安価な腕時計だろう。
ですが私にとっては、いや一般人にとっては10万円の腕時計って高価だよね?
それに腕時計は、上を見たらキリがない。
上限を10万円と決めた。
機械式の腕時計
せっかく購入する腕時計だ。
こだわるなら、やっぱり機械式だよねー。
もしかしたら、これが人生最後の腕時計かもしれないし。
クォーツ(電池式)でなく、機械式の腕時計にすることにした。
機械式腕時計はちゃんとメンテナンスをしてれば、半永久的に使用が可能だ。
オンオフ両方で使えるデザイン
仕事用とプライベート用で、腕時計を何本も使い分けるつもりは一切ない。
仕事も休日も、同じ腕時計1本を使用したい。
スーツにもカジュアルにも似合う、万能なデザインが条件となる。
10年後も20年後も似合うデザイン
今まで使用していた3万円くらいのクォーツですら、15年ほど使用した。
今回も余程でないかぎり、買い換えるつもりはない。
しかもメンテナンスをしてれば、半永久的に動く機会式腕時計。
今の年齢だけでなく50代でも60代でも、似合うデザインであること。
条件に合った機械式腕時計を2つに絞った

条件にあう腕時計を探してみた。
その結果、最終候補は2つ。
どちらも自分の好みと、条件にあった腕時計だ。
セイコー プレザージュSARX077

青文字盤が美しいデザイン。
シンプルで高級感のある、セイコーのプレザージュシリーズの1本。
和を意識した、麻の葉模様が特徴的な文字盤。
ブランドもセイコーなので、信頼度は申し分なし。
ちょっと予算オーバーだが。
ティソ PRXパワーマティック80

そのTISSOTのPRXパワーマティック80。
時計のメッカ、スイスで創業168年の老舗ブランドのTISSOT。
スウォッチグループの一角を担うブランドだ。
PRXは、1978年に発売されたモデルの復刻デザイン。
当時の良いところを残して、最新技術を取り入れた2021年の新作。
レトロさと新しさを兼ね備えた、エッジの効いたデザインがカッコいい。
Tissot(ティソ)PRX Powermatic80を選んだ理由
PRXを選んだ理由は、条件が完全にドンピシャだったから。
価格、精度、デザインと、どれもがバッチリ当てはまった。
日本では、マイナーブランドのTissot。
実は今回調べるまで、私はTISSOTってメーカーを知らなかった。
だが海外では、誰もが知る有名な時計ブランドなのだ。
なんでそんな有名なスイスのブランドが、日本では売れないのか?
理由はセイコーやシチズンと、ターゲットの価格帯がかぶってしまうからだ。
日本ではあまり売れないんで、TISSOTを取り扱う店舗が少ない。
だがそこがいい。
ブランドの信頼度が高くて世界的に人気モデルなのに、日本では他人とかぶりにくいから。
極力他人とかぶりたくない人にとって、こんなに都合の良い腕時計が他にあるだろうか。
このあたりも、購入の決めてとなった。
Tissot(ティソ)PRX Powermatic80の詳細

購入したPRXパワーマティック80の詳細を紹介しよう。
仕様
ケースサイズ | 幅40×長さ39.5×厚さ10.9mm |
重量 | 138g |
ケース素材 | 316Lステンレススチールケース |
ガラス素材 | サファイア クリスタル ガラス |
ストラップ | ステンレススチール |
ストラップの脱着 | クイックボタンで簡単に可能 |
防水性 | 10気圧(100m)防水 |
文字盤カラー | ・シルバー+ローズゴールドPVD ・ブルー ・ブラック |
高級腕時計に引けを取らないポテンシャルだ。
PRXの意味とは
P | Precise(高精度) |
R | Robust(堅牢(けんろう)) |
X | 10気圧防水(ローマ数字で10を表すX) |
高精度で頑丈、10気圧防水の頭文字で【PRX】なのだ。
PRXオートマチックの特徴とは
1970年代の復刻デザイン

PRXは1978年に発売されたオリジナルデザインを、アップグレードしたモデルだ。
レトロな雰囲気に新しさを融合した、年代を問わないシンプルデザイン。
文字盤はエンボスド・チェッカード・パターンという、タイル状(ワッフル状)のデザインを採用している。
ラグスポ(ラグジュアリー・スポーツ)で、とても高級感のあるデザインだ。
最長80時間のパワーリザーブ
ムーヴメントは、最長80時間のパワーリザーブを備える自動巻きだ。
外しておいても、3日間動き続けるのだ。
もちろん、手巻き機能も付いている。
世界最大の時計グループである、スウォッチグループだからこそ可能な80時間パワーリザーブ。
同じレベルの製品を日本メーカーが製作するとしたら、最低でも15万円はするらしい。
スイスの時計レベルは高いなぁ。
耐磁性能に優れたNivachron(ニヴァクロン)製ひげゼンマイ
スウォッチグループとオーデマ・ピゲの共同開発で誕生した、Nivachron(ニヴァクロン)製ひげゼンマイが採用されている。
ニヴァクロンとは、チタンとニオブの非磁性合金。
機械式腕時計にとって、天敵といえば磁気だ。
磁気は時刻を狂わせてしまうから。
耐磁時計には、JIS規格が存在している。
第1種耐磁時計 | 4,800A/m | 磁気に5cmまで近づけてもほとんどの場合性能を維持できるレベル |
第2種耐磁時計 | 16,000A/m | 磁気に1cmまで近づけてもほとんどの場合性能を維持できるレベル |
この規格に対して、ニヴァクロンの耐磁性能は48,000A/m。
ニヴァクロンは、ずば抜けた耐磁性の合金なのだ。
機械式の手間やメンテナンスが嫌ならクォーツモデルがあるよ

PRXは、クォーツも発売されている。
オートマティックとデザインが違うところは文字盤。
エンボスド・チェッカード・パターンでなく、サンレイ仕上げのフラットな文字盤。
クォーツもデザインがカッコよく、高級感がある。
価格もお手頃だ。
機械式の手間が嫌な人は、文字盤以外同じデザインのクォーツモデルがおすすめ。
Tissot(ティソ)PRX Powermatic 80を2週間使用した感想レビュー

購入したPRXオートマティックを、2週間使用した感想を紹介しよう。
レビューは4テーマにわけて紹介するね。
- 開封とコマ詰めについて
- 外観
- 装着感
- 精度
開封とコマ詰めについて
熟考して購入した商品を開封するときって、ワクワクするよね!

You Tubeで見ていた箱とは違った。
刷新されたようだ。
上蓋を開けると、飛び出し絵本のような絵が。

Tissotの本社かな?
本体の箱以外に、ケアグッズが附属されてた。


附属品の内容物はブラシ、ウエスとクリーナー。
時計の収納にも使えそう。
あとは封筒が1通

中身は小冊子の本と保証書、あと簡単な説明書。
小冊子にはいろいろな国の言葉で、時刻や日付の簡単な説明書きが書かれてた。
それとコマ詰めで外したコマが入ってた。

本体には、しっかりと保護フィルムが。
保護フィルムを剥がして、さっそく装着しよう。
私は楽天市場のTissot公式ストアから購入した。
楽天市場は楽天ポイントが10倍だったから、実質10%OFFで購入できた。
楽天ストアでコマ詰め(ブレスレットのサイズ調整)が無料なので、17.5cmでコマ詰めをオーダーした。
サイズが本当に合うか自信がなかったから、初装着はドキドキだった。
その結果・・・・・。

コマ詰め失敗だった・・・・(涙)。
私の指示ミスかティソ側のミスなのわからないが、とにかくブカブカだった。
代官山のセレクトストアに行って、コマ詰め修正してもらった
ブカブカで使えないので、とりあえずティソに電話してみた。
家からはTISSOT本店の銀座よりも代官山が近いため、代官山のセレクトストアに連絡した。
電話でコマ詰め失敗の説明すると、持ってきてくれれば無料でコマ詰め修正してくれるとのこと。
予約も必要なしでOKだって。
さっそく代官山のセレクトストアに訪問。
すごく親切丁寧な対応をしてくれた。
その場でコマ詰めしてくれて、やっと装着ができるように。
その際に店員さんから、磁気についてと日付の調整方法を教えてくれた。
磁気が発生する電化製品の近くに置かないこと
ニヴァクロン製ひげゼンマイは理論上は非磁性合金だが、完璧な非磁性ではないとのこと。
そのため外して置くときは、スマホなど磁気が発生する電化製品から離して置くことが重要とのことだ。
日付は前日の設定から、10:00〜2:00以外で時刻を合わせること
日付を調整する場合は、10:00〜2:00以外で調整すべきとのこと。
10:00〜2:00の間に日付変更の機械が作動するので、その時間内に日付変更してしまうと機械にダメージを与えてしまうらしい。
日付を変更する際に、一番安全な時間は12:00から一番遠い6:00。
また日付調整は前日の日付にしてから、当日の時間まで時刻ダイヤルを回して設定するべきとのこと。
そうすることで、AMとPMの日付変更間違いを防止ができるから。
訪問しなければ知らなかったことなので、結果的に訪問してよかったわ。
外観


メチャクチャカッコいい!!
高級感があって、少し個性的なデザインがいい。
シンプルながら、少しだけ主張してくるエッジの効いたデザイン。
派手すぎず、地味すぎない存在感がちょうどいい。
文字盤

私はブルー文字盤を選択した。
青が好きなもんで。
タイル状のエンボスド・チェッカード・パターンが、高級感を引き立てている。
光をグラデーション上に反射させるサンバーストもあって、青文字盤がより美しくなる。
暗い場所では黒に近いダークネイビーで、明るい場所では上記写真のようにサンバーストのブルー。
2つの顔を持つ色合いも気に入った。
オンオフ使えるデサイン
70年代の復刻モデルだから、クラシックな見た目になっている。
だが古さは感じない。
シンプルデザインなので、オンオフ服装を問わず似合うことができる。


若者でも中年でも、おかしくないデザインだと思う。
歳を重ねても、ずっと使える腕時計だ。
ブレスレットはキラキラと光を反射するデザイン

ブレスレットはPRX独特なデザインだ。
だからブレスレットを見れば、「あっ、PRXだ」ってわかる。
サテン仕上げで腕の角度によって、各コマがキラキラと光る高級感のあるブレスレット。
全体的に光を反射するのではなく、腕を動かすと1コマづつキラキラ光る感じ。
美しいキラキラ具合なのだが、私的にはもうちょっと地味でもよかった。
装着感

ブレスレットの装着感は、すごくいい。
厚みが薄いブレスレットで、滑らかな心地いい装着感だ。
肌にフィットする感じ。
この装着感を不快に思う人は、まずいないと思うよ。
精度

コマ詰めをした代官山セレクトストアで、店員さんが1秒の狂いもないように時間をセットしてた。
それから一度も調整せずに、16日間使用。
その結果、16日後の狂いはわずか+15秒。
日差1秒以内の計算になる。
機械式腕時計でこの精度。
さすがスイスブランド。
恐るべし、ニヴァクロン製ひげゼンマイ。
あとがき
見た目、精度、装着感ともに大満足だ。
ずっと腕に付けていたいくらい。
これから50代60代になっても、使えるデザイン性もいい。
機械式腕時計としては安価な腕時計だ。
でもこれくらいが、丁度いいのではないだろうか。
妬まれないので、日常使う時計として丁度いい価格帯だと思う。
スーツにもカジュアルにも似合うデザインで、普段遣いとして理想な腕時計だろう。
サファイア クリスタルガラスに、80時間のパワーリザーブ。
ニヴァクロン製ひげゼンマイ。
そして168年の実績を誇る、信頼できるブランドTISSOT。
世界で大ヒットでありながら、日本ではカブりにくいところもポイントだね。
参考になった?
では、また。