武蔵小杉の高層マンション群 画像

土地の低い武蔵小杉の水害問題についてと、最近になって急激に街が発展した理由

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神奈川県の川崎市に、すごい勢いで急速に発展を続ける街があります。

その名は「武蔵小杉」。

タワーマンションがバンバン建ち並び、急激に人口が増加中のハンパない街です。

それもそのはず。

武蔵小杉は神奈川県ですが、多摩川を挟んだ隣はすぐ東京都。

最強のオシャレ電車「東急東横線」に乗れば直通で渋谷へ13分で行ける最高の立地条件。

さらに東急東横線で東京と反対方向に行けば横浜まで11分でいけます。

都心から程よく離れたベッドタウン。

もう完璧と言っていいほどの立地条件です。

しかしひとつ疑問に思いませんか?

なぜそんなに便利な場所が、今まで発展してこなかったのでしょうか。

急激に発展が始まったのは2000年くらいからです。

不思議ですよね。

そんな疑問と、もうひとつ。

標高の低さによる水害に対する問題です。

実は武蔵小杉って標高が低いんです。

昨年(2019年)10月に襲った台風19号で、武蔵小杉駅前の道路が大雨で川と化してしまいました。

台風19号では多摩川の氾濫は武蔵小杉まで及ぶことはありませんでしたが、

もし武蔵小杉近くの多摩川堤防が決壊していたら、壊滅的な被害になっていたでしょう。

今回は武蔵小杉の水害についてと、なぜ最近まで発展しなかったのかを掘り下げたいと思います。

武蔵小杉の水害について

まずは武蔵小杉が水害に弱い件について。

武蔵小杉の海抜

武蔵小杉駅の海抜は8m。

平地のため、駅周辺以外の土地もほぼ同じ数値(8m)です。

武蔵小杉駅近くの多摩川堤防の高さを調べてみました。

堤防の高さは海抜8.5〜10m。

つまり武蔵小杉は、堤防と同じ標高となります。

ちなみに多摩川を渡った先の隣町の駅、田園調布駅の海抜はというと

田園調布駅の海抜=32.5m。

東京側が高台になっているのです。

多摩川が氾濫することになれば、

武蔵小杉側に被害が集中することになります。

武蔵小杉駅と多摩川の距離

続いて多摩川までの距離。

海までの直線距離は一番近い海で10km以上離れた東京湾です。

津波などによる水害は心配ないでしょう。

問題は多摩川です。

一番近いことろは直線距離は1kmしかありません。

かなり近いですね。

水害シュミレーション

多摩川の水害について調べていると、多摩川が氾濫した場合のシュミレーションが出来るWebサイトがありました。

京浜河川事務所が運営する「多摩川洪水氾濫シュミレーション」です。

→多摩川洪水氾濫シュミレーションのサイトはこちら

こちらのページではあらゆる場所からの決壊を選択でき、さらに様々なシュミレーションが確認できます。

  • 最大浸水深さ
  • 浸水到達時間
  • 浸水継続時間
  • 時間別浸水深さ

武蔵小杉に限らず、多摩川沿いの至るところを確認することができる非常に便利なWebサイト。

そのサイトで、多摩川が決壊したシュミレーションをやってみました。

決壊した場所にもよりますが、決壊した場合は武蔵小杉一体は被害を受けることになる予想でした。

水深0.5〜3mが予想されるとのこと。

武蔵小杉の水害について まとめ

多摩川は過去に何度も水害をもたらしてきました。

しかしその経験を活かし現代ではあらゆる想定がされているため、近年は水害が発生していませんでした。

河川の幅も相当広く、台風19号が来るまでは多摩川が氾濫することなんて考えられませんでした。

しかし2019年、そんな我々の予想を上回る天災が起こりました。

マンションの高層階、中層階に床上浸水の心配はありません。

しかしインフラが麻痺してしてしまえばタワーマンションは無力です。

電気が止まればエレベーターはもちろん、水も止まってしまいます。

現実にそんな事態が起こってしまったのです。

武蔵小杉にお住まいの方、またこれから武蔵小杉でタワーマンションに住まわれる方は、

水害に対する覚悟と、防災対策が必須となります。

今回の台風19号は、数十年に一度の規模と言われています。

しかし進む温暖化で台風19号クラスの台風が、頻繁に発生する可能性は高いのではないでしょうか。

街を上げた大規模な水害対策を、川崎市は早急に行うべきだと思います。

武蔵小杉はなぜ今まで発展していなかったのか?

続いて、もう一つの疑問にいきましょう。

なぜこんなに最強の立地条件である土地が、今まで発展していなかったのか。

そんな疑問を解決してきます。

武蔵小杉駅はメッチャ便利

まずは、どれだけ武蔵小杉が便利な場所なのか。

冒頭でも書いたとおり、東京の中心街にも近く横浜にも近い。

乗り換えなしで行ける主要都市と、電車の移動時間を調べました。

  • 品川駅 10分 
  • 横浜駅 11分 
  • 川崎駅 12分 
  • 渋谷駅 13分 
  • みなとみらい駅 17分
  • 東京駅 18分
  • 新宿駅 21分
  • 池袋駅 28分

上記が全部乗り換えなし、直通で行ける駅なんです。

ザックリ上げましたが、その他も自由が丘や代官山、恵比寿など、そうそうたる街に電車1本で行けるんです。

それもそのはず、武蔵小杉には5つの路線が走るターミナル駅。

  • 東急東横線
  • 東急目黒線
  • JR南武線
  • JR横須賀線
  • JR湘南新宿ライン

東西南北の至るところへ電車移動が可能。

超便利ですよね。

繁華街なら、便利な街は日本中たくさんあるえでしょう。

しかしベットタウンで、これほどまで便利な駅が他にあるでしょうか。

立地条件で考えれば、日本一便利なベッドタウンだと思います。

バブル崩壊が発展を加速させた

実は1980年代から武蔵小杉を商業施設中心の街へ、開発を行う計画はありました。

しかしバブル崩壊で景気が後退し、計画どおりに進めることが出来なかったんです。

普通はここで開発断念となるところ。

しかしそのバブル崩壊で変わった風向きが、違う風向きの追い風となったのです。

当時の武蔵小杉周辺の特徴。

それは武蔵小杉駅周辺に大型の工場が多数あったことです。

バブル崩壊をきっかけに工場が撤退または海外移転と、大手企業が土地を手放す結果となりました。

その結果、

広大な土地が駅前に現れたのです。

元々開発予定の土地であった武蔵小杉。

そんな街に予定外の開発可能な広大な土地が出現したわけです。

商標施設の街へ開発予定でしたが、バブル崩壊で風向きが変わりベットタウン開発へ。

つまり住宅街へと、舵を切りました。

それから現在までが、この飛ぶ鳥を落とす今の勢いの武蔵小杉。

土地の値段は開発前から2倍以上に跳ね上がりました。

もし20年ぶりに武蔵小杉に来て、今の武蔵小杉を見たら驚いて声もでないでしょう。

超高層タワーマンションがバンバン立ち並ぶことになるとは、夢にも思わないでしょう。

浦島太郎状態です。

それくらいの急激な進化を遂げました。

武蔵小杉はなぜ今まで発展していなかったのか?まとめ

武蔵小杉は京浜工業地帯に属する工業地帯だったのです。

工業地帯だったので、発展していなかったって結論。

また標高の低さも、発展していなかった原因であった思われます。

昔はしっかりした堤防や水害対策もなかったでしょうから、頻繁に水害があったのではと予想できます。

今や日本の住みたい街、トップクラスの武蔵小杉。

しかし2019年の台風19号の被害で、

水害に対する弱さが、露呈されてしまいました。

起こるべき被害が起きた、と言うべきでしょう。

ですが、これで終わってはいけません。

今回の台風19号被害を教訓にして

来たるべき次の災害に備え、より災害に強固な街づくりを行う。

それが「これからの武蔵小杉の街づくり」だと思います。

 

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