毎年やってくる、乾燥する季節。
風邪や保湿対策に、加湿器は必須ですよね。
我が家では、しばらくダイキンの加湿空気清浄機を使用していまいました。
7万円くらいした、そこそこのモデルです。
ですが、処分しました。
その理由は、洗浄してもカビ臭い匂いが取れなくなってしまったためです。
空気をキレイにするどころか、使用すればするほど空気を汚している状態になってしまいました。
そこで加湿空気清浄機のあとを継いだ加湿器が、今回紹介するミスティガーデン2nd。
手入れ一切不要、電力不要の自然気化式タイプです。
大変気に入りましたので、もう1台増やし2台体制にしました。
1シーズン使用した感想と、加湿効果の検証を行いましたので紹介します。
ミスティガーデン2ndとは

ミスティガーデンとは、自然気化式の卓上加湿器です。
フィルターに水分を染み込ませて、自然気化させる方法。
そのため、電力は一切不要です。
仕組みは単純ですが、加湿の効果は素晴らしい。
自然蒸発量は、コップ1杯の40倍以上。
コップ1杯の40倍といってもピンとこないと思いますが、乾燥した冬にしようすると500mlの水が1日で空になってしまうほどの気化です。
500miのペットボトルが、勝手に1日でカラになってしまう量です。
先代のミスティーガーデンは15倍でしたが、新型の「2nd」では40倍の蒸発量へ改良されました。
サイズ
寸法は、幅300×奥行き155×高さ220(フィルターの幅、高さを含む)。
MacBook13インチと比べるとこんな感じ。


横幅は箱ティッシュより、ちょっと大きいくらい。
緑の葉っぱみたいなものが、水を染み込ませるフィルターです。
使用方法は超簡単
使用方法は、非常にシンプル。
フィルターをトレーに載せて、水を注ぐ。
以上です。
超簡単です。
使用方法に悩むことは、一切ありません。
フィルターの寿命はどれくらい?
フィルターの寿命は、3〜6ヶ月です。
乾燥する1シーズンで、使い捨てのイメージ。
2シーズン目に1シーズン使用したフィルターで試してみましたが、カルキのせいかフィルターの先端まで水が染み込まないのです。
1シーズン使用したフィルターは、先端のほうに白い固形物が付着していました。
おそらく、吸収した水道水のカルキだと思われます。
公式にも「抗菌、防カビ効果が低下するので、1シーズンを目安に交換して下さい」と記載されています。
抗菌効果が低下すると雑菌が繁殖しやすくなりますので、1シーズンが限界です。

1シーズン使用して感じたメリット、デメリット

使用して感じたメリットとデメリットを上げます。
ミスティガーデン2ndのメリット
まずはメリット。
- 6畳程度の部屋であれば1台で十分な加湿効果あり
- 50%以上の湿度にならない
- 無音
- 手入れが不要
- 電気代(ランニングコスト)が0円
- 手軽に持ち運べる
6畳程度の部屋であれば、1台で十分な加湿効果あり
6畳前後の広さであれば、1台で十分に加湿効果があります。
ワンルームにお住まいであれば、この1台で十分でしょう。
50%以上の湿度にならない
50%まで湿度が上がると自然と気化が弱まりますので、加湿しすぎることがありません。
加湿しすぎてカビが繁殖してしまうことがないことは、大きなメリット。
快適な湿度が40〜60%といわれていますので、ちょうど快適な湿度を保ちます。
無音
自然気化式の大きなメリットが、無音であることです。
加湿空気清浄機を使用したときは、ファンの音が大きいためストレスになっていました。
加湿空気清浄機の音+エアコンの音で、テレビや音楽のボリュームを無駄に上げる必要がありました。
その点ミスティガーデンは無音ですので、稼働音を気にする必要は皆無です。
手入れが不要
通常の電気式加湿器はこまめに手入れをしないと、菌が繁殖してまい雑菌臭が発生してしまいます。
ミスティガーデンのフィルターは、1シーズンで使い切り。
乾燥するシーズンが終われば、フィルターはお役御免です。
次のシーズンは新しいフィルターを使用するので、清潔を保てます。
ミスティガーデンはフタがなく水を密封しないため、雑菌が繁殖しにくいと考えられます。
と言うのもミスティガーデンと同じメーカーで、ミスティブーケという小型の自然気化加湿器を買ったことがありました。
小型でおしゃれな、可愛い系のタイプです。
しかしミスティブーケはすぐに雑菌が繁殖してしまい、嫌な雑菌臭が発生してしまいました。
デザインは良かったのでが水を入れてからフタをする構造だったので、それが雑菌繁殖の原因だったと思われます。
手軽に持ち運べる
加湿空気清浄機は大きくて重いので、部屋を移動することは容易ではありません。
その点ミスティガーデンは手軽に持ち運べるため、使用したい部屋に持って移動ができます。
本体の重さが235gですので、水を入れた状態でも1kg以下です。
ミスティガーデン2ndのデメリット
続いて、使用して感じたデメリット。
- 子供(乳児)やペットがいたずらしたら水がこぼれる
- 大きなリビング(12畳くらい)は加湿しきれない
- 使い方次第ではフィルターが1シーズンもたない
- 高加湿には出来ない。
子供(乳児)やペットがいたずらしたら水がこぼれる
小さな子供やペットがいると、ミスティガーデンは置き場所に困ります。
幼児は興味本位に何でも触りますから、手の届くところに置けません。
こぼされたら、水浸しになります。
あとは問題はペットですね。
我が家にペットはいませんが、いたずらしてひっくり返してしまうことが想定できます。
特に猫。
どこに置いても、猫にはやられると思います・・・。
大きなリビング(12畳くらい)は加湿しきれない
今回、2台目を購入した理由がこれです。
広いリビングでエアコンを使用していると、加湿効果が追いつかないのです。
ミスティガーデンの加湿効果よりも、エアコンの乾燥効果のほうが上回ってしまうからです。
電気式加湿器と違い、人工的にパワーを上げることはできません。
そのため、リビングは2台仕様にしました。

自作のパーテーションに置いています。
そして寝室へ移動するときに、1台寝室へ持ち運んで使用します。
使い方次第ではフィルターが1シーズンもたない
付属のトレーを使用する場合は、特に問題なく1シーズン使用できます。
シーズン通してフィルター使用した結果、雑菌臭が発生することはありませんでした。
しかし仕事部屋ではおしゃれにこだわり、トレーを食器に変えて使用しました。
ロフトで購入した、おしゃれなラーメンどんぶりです。

フィルターを丸めてより観葉植物風にし、インテリア性を上げてみました。
その結果おしゃれは満たせたのですが、シーズン後半に水が空になると雑菌臭が発生するようになってしまいました。
フィルターが重なりすぎると、雑菌が繁殖しやすいようです。
この使用方法だと、シーズン途中で1度フィルター交換したほうが無難です。
高加湿には出来ない
あえて高加湿にしたい場合、ミスティガーデンは出来ません。
自然気化式のため、湿度が高いと自然に気化しないからです。
湿度が上がりすぎるとカビが発生しますので、わざわざ高加湿にする必要はないと思いますが。
ミスティガーデン2ndの加湿効果を検証してみた
実際に加湿効果があるのか、検証しました。


開封前はこんな箱です。
至って普通。
さて、加湿の効果を検証していきましょう。

内容物はシンプルで、トレーとフィルターのみが入っています。
箱の裏に簡単な説明が書いてあり、説明書はありません。
※湿度計は別途用意したものです。

トレーにフィルターをセットしてから一旦端に寄せ、水を注ぎます。
(フィルターを寄せずに水を注いでも、問題ありません。)
ジョウロがない場合は、コップでも十分です。
フィルターをある程度均等にそろえて、セッティングは完了。

それでは、加湿効果の計測を開始します。
検証する部屋の広さは6畳。
開始時の湿度は35%
測定した時期は11月中旬で、エアコンは使用していません。

たった10分で、53%くらいまで湿度が上昇。
効果は抜群ですね。
しかし湿度計とミスティガーデンの距離が近すぎて早く上がったとも考え、少し距離をおいて1時間後を調べました。

1時間後の湿度は51%くらい。
人が快適に感じる湿度は、40〜60%です。
ちょうど良い、快適な湿度で安定しました。
加湿し過ぎない自然気化加湿器の特徴ですね。
加湿効果が十分であることが、わかりました。
まとめ
検証の結果は、効果アリとなりました。
実際に1シーズン使用して効果があったから2台目も購入したわけなので、検証結果に自信はありました。
価格もフィルター込みで3000円と、とてもリーズナブルです。
特にメリットに感じることは、無音で手入れが一切不要なことです。
なんと言っても、手入れ不要がいい。
ちなみに僕は、空気清浄機に加湿機能は不要と考えています。
加湿による雑菌の繁殖を考えると、空気清浄と一緒にすべきではないと思います。
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ミスティガーデンは電気を使用しないので、コードを気にせず好きな場所に設置できる加湿器です。
毎シーズンフィルターを購入する必要はありますが1300円程度ですので、経済的にも電気式加湿器よりメリットがあると思います。
一度試してみてください。
きっと満足できる結果になることでしょう。
以上、ミスティガーデン2ndのレビューと効果の検証でした。