【使用レビュー】ASMRだけじゃない!final「ZE500 for ASMR」は普段使いにも優秀だった

今まで使用していたAppleのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」が壊れてしまいました。
ノイズ音が発生するようになり、寿命が来たのだと判断。
買い替えを検討することに。
再びAirPods Proを購入することも考えましたが、価格が高いことと、「日本製」の製品にこだわるようになったことから、made in Japanのワイヤレスイヤホンを探すことにしました。
そこで目をつけたのがメーカーが、神奈川県に本社を置き、自社工場で国産イヤホンを製造している音響メーカー「final(ファイナル)」。
数ある製品の中から、私が選んだのは「ZE500 for ASMR」。
ASMR、音楽、通話など、実際に使用した感想をレビューしていきます。

ファイナルの「ZE500 for ASMR」を選んだ理由

愛用していたイヤホンが壊れたのを機に、新しいワイヤレスイヤホンを探すことにしました。
日本製にこだわるようになったため、今回は「Made in Japan」の製品から選ぶことにしました。
日本製ワイヤレスイヤホンはかなり希少
日本製のワイヤレスイヤホンを探し始めたところ、ほとんどが海外製であり、国産の製品はかなり希少であることがわかりました。
そのため、選択肢は限られており、その中から選ぶしかありません。
日本製イヤホンのラインナップについては、別記事で一覧をまとめていますので、そちらを参考にしてください。

ASMRに興味がなくてもアリ?final「ZE500 for ASMR」を選んだ理由
数ある製品の中から、私が選んだのはfinalのワイヤレスイヤホン「ZE500 for ASMR」です。
購入を決めた理由は以下の通りです。
AMSRに特化しているため、高音質な音声が期待できる
実はASMRに興味があるわけではないのですが、「人の声」に特化しているという点に注目しました。
YouTubeで「語り系」の動画をよく見るので、快適に楽しめるだろうと思ったからです。
さらに、ASMR向けに作られているなら、音楽もきっと高音質で聴けるはずだと考えました。
ワイヤレス充電に対応している
今まではワイヤレス充電に対応したAirPods Proを使っていました。
そのため、私のメインの充電器はワイヤレス充電器です。
この充電器を有効活用できるので、ワイヤレス充電機能の搭載はとてもありがたい。
マイク付きで通話が可能
現代のイヤホンには、通話機能が欠かせません。
ハンズフリー通話は非常に便利で、特に仕事で車を運転することが多いため、運転中の通話機能は重宝します。
価格が手頃
これだけの機能が搭載されていながら、価格はリーズナブルに抑えられています。
8,980円という1万円を切る価格設定はとても良心的で、AirPods Proを4つ購入できる金額です。
【Final】ASMR特化型イヤホン「ZE500 for ASMR」を解説

購入したファイナルのワイヤレスイヤホン「ZE500 for ASMR」の詳細を紹介します。
ZE500 for ASMRの特徴
「ZE500 for ASMR」は、ASMRに特化した完全ワイヤレスイヤホンです。
独自の音響設計により、ささやき声やタッピング音といった繊細な音も、まるで耳元で囁かれているかのようなリアルな音像で再現します。
また、COTSUBUシリーズからさらに35%小型化された超軽量かつコンパクトな本体と、一体型ソフトイヤーピースで、寝転がりながらでも快適に使用できます。
ZE500 for ASMRのスペック
ZE500 for ASMRのスペックです。
通信方式 | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
連続音楽再生時間 | イヤホン本体:最大4.5時間 ケース込み:最大18時間 |
充電時間 | イヤホン本体 約1.5時間 充電ケース込み 約2時間 イヤホンは急速充電 10分充電で約1時間使用可能 |
充電ポート | USB-C |
ワイヤレス充電 | 有り |
防水性能 | IPX4 |
ZE500 for ASMRは専用アプリがあり

ZE500 for ASMRには専用アプリがあります。
このアプリを使えば、イコライザーで音質を自由に調整し、ASMR体験をさらに自分好みにカスタマイズできます。
アップデート機能や詳細設定も搭載されており、シンプルな構成ながらもZE500の性能を最大限に引き出すことができます。

ZE500 for ASMRを使用したレビュー
Finalのワイヤレスイヤホン「ZE500 for ASMR」を実際に使ってみた感想を、6つのポイントに分けてレビューします。
① 外観


ケースも本体も、とにかく小さくて軽いです。
ケースには高級感があるものの、手触りや重みに関してはAirPods Proの方が上だと感じました。
しかし、価格を考えれば仕方のないことでしょう。
よく見ると、ケースには「Made in China」の文字が。


日本製だと思い込んでいたので残念でしたが、仕方ない・・・。
とにかく、本体の小ささには驚きました。

② つけ心地

側面までがイヤーチップになっていて、耳に触れる部分がすべてゴム製なので、装着感は快適です。
「寝ホン」としても使えるというZE500 for ASMRの特徴が、このつけ心地に表れています。
耳から出っ張らないため、イヤホンを装着したまま眠りに入ることができ、寝返りを打っても邪魔になりません。
非常に軽いため快適なつけ心地ですが、AirPods Proに比べると、装着している感覚は強く感じます。
ノイズキャンセリング機能は搭載されていませんが、カナル型で耳穴をしっかりと塞ぐため、ノイズキャンセリング並みに外部音を遮断します。
外部音取り込み機能もないので、装着中は耳栓のように外の音はシャットアウトされます。
イヤホンの電源は、ケースから取り出すと自動的にオンになり、ケースに戻すとオフになります。

ケースとイヤホンはマグネットでしっかりとくっつくため、収納もスムーズ!
③ 音声
YouTubeで普段見ている政治系のコンテンツを視聴してみましたが、特に可もなく不可もないといった印象です。
ただ、話す人によっては、「チッ」や「シッ」といった子音の音が強く聞こえることがあります。
ASMRとして音声を聴いてみると、吐息や濁音がよりはっきりと聞こえました。
ここで大きなメリットを発見しました。

英会話のリスニングです!
日本人には聞き取りづらい「t」や「s」、「th」で終わる発音が非常にクリアに聞こえます。
英語を勉強している方には、ぜひおすすめしたいイヤホンですね。
④ 音楽
ASMRに特化しているため、音楽は問題なく楽しめるのか?が気になっていました。
特に、ボーカルの歌声は問題なくても、それ以外の音域がどうなのかと。
結論から言えば、音楽も十分に楽しめます。
音域の広さやクリアさではAirPods Proの方が上ですが、特に音質にこだわらず、普通に音楽を楽しみたい人には十分な品質です。
音は中高音が中心で、ドラムのハイハット(「チッチッチッ」と鳴るシンバル)やボーカルの「チッ」「シッ」といった音が強調されているように感じます。
⑤ 通話
超小型で耳からはみ出ないサイズのため、マイクの性能を心配しましたが、全く問題ありませんでした。
通話相手に確認したところ、こちらの音声もクリアに聞こえているとのことです。
また、ZE500 for ASMRは片耳だけでも装着できるため、右耳だけ、あるいは左耳だけで通話することも可能です。
⑥ 専用アプリ

ZE500 for ASMRには専用アプリがあり、特にボリューム設定が非常に役に立ちます。
スマホはボリュームの調整が細かくできませんよね。
その点で、このアプリの「ボリュームステップ最適化」機能がその問題を解決してくれます。
小音量、中音量、大音量の3つから選択でき、より細かく音量を調整できます。
アプリの内容は非常にシンプルで、以下の4つの機能のみです。
- イヤホンLRのバッテリー残量表示
- ASMRモードのオンオフ
- ボリュームステップ最適化
- ファームウェアアップデート
「ASMRモード」とは、タップ操作と音声ガイダンスを無効にして、ASMRに没入できるモードです。
ZE500 for ASMRはイヤホンを2回タップすると再生のオンオフが切り替わるのですが、このモードをオンにすれば、寝ている間の誤操作を防ぎ、邪魔が入らずに安心して眠りにつくことができます。
あとがき
このイヤホンは中高音域が重視されている印象ですね。
音域の広さやクリアさではAirPods Proの方が上ですが、不満を感じるほどではありません。
音にこだわりを持つ方には、より高価で音域の広いイヤホンをおすすめしますが、普通に音楽を楽しみたいだけであれば、低音に多少の物足りなさを感じるものの、十分に満足できるでしょう。
特にこのイヤホンをおすすめしたいのは、英語を勉強している方です。
日本語にはない「t」「s」「th」のような聞き取りづらい発音がクリアに聞こえます。
吐息音に特化しているため、息を抜く発音が多い英語との相性が良いのでしょう。

つけ心地、音声、音質ともに満足しており、購入して後悔はありません!
日本製でなかったことは残念でしたが、品質には全く問題ありません。
参考になれば幸いです。
それでは、また。


