どこの国?タッチペン(スタイラスペン)の主要メーカー国籍・原産国一覧

デジタルライフを豊かにするツール、タッチペン。
手軽なメモ書き、イラスト制作、繊細な操作まで、様々な場面で活躍するこの便利なアイテムは、一体どこの国のブランドで、どこで製造されているのでしょうか?
Apple Pencilのようなデバイスメーカーの純正品から、多くのサードパーティ製品まで、市場には数えきれないほどのタッチペンが存在します。
しかし、そのメーカーの国籍や製造国について、正確に把握している人は少ないかもしれません。
そこで本記事では、主要なタッチペンメーカーの国籍と主な製造拠点を調査し、一覧にまとめました。
なぜ価格に差があるの?タッチペン(スタイラスペン)の性能・機能・耐久性を解説

手軽なメモ書きから本格的なイラスト制作まで、デジタルライフに欠かせないツールとなったタッチペン。
いざ購入しようとすると、数百円の安価なものから数万円もする高価なものまで、その価格帯は多岐にわたります。
この価格差は一体何によって生まれるのでしょうか?
快適な書き心地を左右する「ペン先の素材」と「追従性」
タッチペンの書き心地は、主に「ペン先の素材」と「追従性」の2つの要素によって決まります。これらの性能が価格にも大きく影響します。
ペン先の素材
安価なタッチペンがゴムやプラスチック製であるのに対し、高価格帯の製品には導電性繊維やポリアセタールなどの特殊な素材が使われています。
これらの素材は滑りが良く、画面に傷をつけにくいという利点があります。
また、ディスク型や極細の金属製ペン先は、描画位置を正確に確認できるため、精密な作業に向いています。
追従性
追従性とは、ペンを動かした際の画面上の線の遅延の少なさを指します。
追従性の高いタッチペンは、筆圧やペンの傾きを正確に検知し、遅延なくスムーズに描画できるため、まるで紙に書いているような自然な書き心地を実現します。
特にイラスト制作など、細やかな表現が求められる場面で、この性能は非常に重要になります。
高価格帯タッチペンに隠された「機能性」と「耐久性」の価値
高価格帯のタッチペンには、「書く」「描く」という基本性能に加え、快適な操作と長期的な使用を可能にする「機能性」と「耐久性」という大きなメリットがあります。
機能性:プロの作業をサポート
Bluetooth接続でショートカットを割り当てたり、筆圧や傾きを感知したり、画面に手が触れても誤作動しないパームリジェクション機能など、高価格帯モデルはプロのクリエイターやデザイナーの作業を強力にサポートする機能を多数搭載しています。
これらの機能は、より自然で直感的な操作感を実現します。
耐久性:長く使える安心感
ペン先が摩耗しにくい素材で作られており、交換も可能なモデルが多いため、長期的な使用が可能です。
さらに、本体にはアルミニウム合金のような高品質な素材が採用されていることが多く、高い耐久性を誇ります。
これにより、日々のハードな使用にも耐え、安定した性能を長く保つことができます。
タッチペン(スタイラスペン)主要ブランド・メーカーの国籍・原産国一覧

タッチペン(スタイラスペン)の主なブランド国籍・原産国を一覧にまとめました。
日本メーカー、海外メーカーに分けて紹介します。
日本メーカーのタッチペン(スタイラスペン)
調査ブランド 12社
- エレコム(ELECOM)
- ナカバヤシ(Nakabayashi)
- ラスタバナナ(RASTABANANA)
- オウルテック(Owltech)
- ワコム(WACOM)
- サンワサプライ(SANWA SUPPLY)
- エアリア(AREA)
- ゼブラ(ZEBRA)
- プリンストン(PRiNCETON)
- エアージェイ(air-J)
- ベルモンド(BELLEMOND)
- スーペン(Su-Pen)
調査結果と公式ストア
ブランド名 メーカー国籍 | 原産国 | 公式ストア |
---|---|---|
エレコム 日本 | 中国 台湾 | Direct shop |
ナカバヤシ 日本 | 日本 中国 台湾 | ナカバヤシダイレクト |
ラスタバナナ 日本 | 推定中国 | ラスタバナナダイレクト |
オウルテック 日本 | 中国 | Owltech |
ワコム 日本 | 中国 ベトナム | WACOM |
サンワサプライ 日本 | 中国 台湾 | サンワダイレクト |
エアリア 日本 | 中国 | エアリアダイレクト |
ゼブラ 日本 | 推定中国 | ZEBRA STORE |
プリンストン 日本 | 中国 | PRiNCETON |
エアージェイ 日本 | 中国 | air-J |
ベルモンド 日本 | 推定日本 中国 | BELLEMOND |
スーペン 日本 | 日本 | Su-Pen |
海外メーカーのタッチペン(スタイラスペン)
続いて海外メーカーの一覧です。
調査ブランド 12社
- Apple(アップル)
- JAMJAKE
- Logicool(ロジクール)
- RICQD
- HP(ヒューレット・パッカード)
- Microsoft(マイクロソフト)
- Adonit(アドニット)
- KINGONE
- MEKO
- viangs
- UGREEN
- SonarPen(ソナーペン)
調査結果と公式ストア
ブランド名 メーカー国籍 | 原産国 | 公式ストア |
---|---|---|
Apple アメリカ | 中国 ベトナム | Apple |
JAMJAKE 中国 | 中国 | 公式サイトなし |
Logicool スイス | 中国 | Logicool |
RICQD 中国 | 中国 | 公式サイトなし |
HP アメリカ | 中国 | HP Directplus ![]() |
Microsoft アメリカ | 中国 | Microsoft |
Adonit アメリカ・台湾 | 中国 | Adonit (海外サイト) |
KINGONE 中国 | 中国 | 公式サイトなし |
MEKO 中国 | 中国 | 公式サイトなし |
viangs 推定中国 | 中国 | 公式サイトなし |
UGREEN 中国 | 中国 | UGREEN |
SonarPen 中国(香港) | 中国 | SonarPen |
あとがき
スマートフォンやタブレット用のタッチペン(スタイラスペン)は、有名ブランドから無名メーカーまで、その製造拠点はほぼ中国に集中しています。

残念ながら、日本製はほとんどなく、ほぼ中国製であることがわかりました。
この背景には、安価な労働力、安価な原材料、そして確立されたサプライチェーンの存在です。
コストダウンのために中国へ依存している現状が、顕著に現れた結果と言えるでしょうね。
この記事が、タッチペン選びの参考になれば幸いです。
それでは、また。