どこの国?PCモニターのメーカー国籍・原産国一覧

現代のデジタルライフに欠かせないPCモニター。
そのメーカーの「国籍(どこの国の企業か)」や、製品の「原産国(どこで製造されているか)」を意識していますか?
「日本のメーカー」と思っていても、開発・生産拠点がアジアにあることは一般的です。
今回は、国内外の主要PCモニターメーカーの本拠地(国籍)と、生産地(原産国)を一覧にて紹介します。
PCモニター選びの参考情報として、ぜひご覧ください。
PCモニターのメーカー国籍・原産国一覧

PCモニターを生産、販売を行うメーカーの国籍・原産国を一覧で紹介します。
下記3つのカテゴリーに、わけた表でまとめます。
日本メーカー
日本のPCモニターメーカーの一覧です。
調査ブランド 9社
- アイ・オー・データ(I-O DATA)
- イイヤマ(iiyama)
- ジャパンネクスト(JAPANNEXT)
- ソニー(SONY)
- エイゾー(EIZO)
- 富士通(FUJITSU)
- アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
- グリーンハウス(GREEN HOUSE)
- プリンストン(PRINCETON)
調査結果と公式ストア(サイト)
| ブランド名 メーカー国籍 | 主な原産国 | 公式ストア |
|---|---|---|
| アイ・オー・データ 日本 | 中国 | I-O DATA |
| イイヤマ 日本 | 中国 | マウスコンピューター |
| ジャパンネクスト 日本 | 中国 | JAPANNEXT |
| ソニー 日本 | 日本 中国 タイ マレーシア | ソニーストア |
| エイゾー 日本 | 日本 | EIZOダイレクト |
| 富士通 日本 | 中国 | 富士通WEB MART |
| アイリスオーヤマ 日本 | 中国 | アイリスプラザ |
| グリーンハウス 日本 | 中国 | GREEN HOUSE STORE |
| プリンストン 日本 | 中国 | PRINCETON DIRECT |
中国メーカー
続いて中国のPCモニターメーカー(ブランド)の一覧です。
調査ブランド 7社
- レノボ(Lenovo)
- シャオミ(Xiaomi)
- クールイ(KOORUI)
- レグザ(REGZA)
- ミニファイア(Minifire)
- ゼットエッジ(Z-Edge)
- ティーシーエル(TCL)
調査結果と公式ストア(サイト)
| ブランド名 メーカー国籍 | 主な原産国 | 公式ストア |
|---|---|---|
| Lenovo 中国 | 中国 メキシコ ベトナム | Lenovo Japan |
| Xiaomi 中国 | 中国 | Xiaomi |
| KOORUI 中国 | 中国 | KOORUI |
| REGZA 中国 (日本発祥) | 中国 | REGZA |
| Minifire 中国 | 中国 | Minifire |
| Z-Edge 中国 | 中国 | Z-Edge |
| TCL 中国 | 中国 | TCL |
日本、中国以外のメーカー
最後に日本と中国以外のPCとモニターメーカーです。
調査ブランド 12社
- デル(Dell)
- ベンキュー(BenQ)
- ヒューレット・パッカード(HP)
- エイスース(ASUS)
- フィリップス(Philips)
- LGエレクトロニクス(LG Electronics)
- エイサー(Acer)
- エムエスアイ(MSI)
- ビューソニック(ViewSonic)
- エーオーシー(AOC)
- ピクシオ(Pixio)
- ギガバイト(GIGABYTE)
調査結果と公式ストア
| ブランド名 メーカー国籍 | 主な原産国 | 公式ストア |
|---|---|---|
| Dell アメリカ | 中国 | デルオンラインストア |
| BenQ 台湾 | 中国 マレーシア メキシコ ブラジル ドイツ | BenQ |
| HP アメリカ | 中国 | HPオンラインストア |
| ASUS 台湾 | 中国 | ASUS Store |
| Philips オランダ | 中国 | Philips |
| LG Electronics 韓国 | 中国 メキシコ ブラジル ポーランド | LGオンライン |
| Acer 台湾 | 中国 | Acer公式オンラインストア |
| MSI 台湾 | 中国 | MSI |
| ViewSonic アメリカ | 中国 | ViewSonic |
| AOC 台湾 | 中国 | AOC |
| Pixio アメリカ | 中国 | Pixio |
| GIGABYTE 台湾 | 台湾 | GIGABYTEストア |
PCモニターの生産地を「Made in China」が独占する構造的背景

PCモニターブランドの原産国(生産地)を調査した結果、メーカーの国籍を問わず、「中国 (Made in China)」が生産地を事実上独占しているという実態がわかりました。
中国製造拠点がPCモニター市場の中心を担うな理由
この現象の背景は、モニターの心臓部である液晶パネル(ディスプレイパネル)の生産が、中国本土のBOE TechnologyやTCL Technologyといった巨大メーカーに集中している点が挙げられます。
これらの企業が持つ大規模な生産能力と圧倒的なコスト競争力は、世界中のPCモニターブランドにとって無視できない存在です。
結果として、主要部品の調達と最終組み立ての両面において、中国の製造拠点がサプライチェーンの中心的な役割を担うに至っています。
中国依存からの脱却が難しい現実
原産国が中国中心になることは予想していましたが、現状の「中国独占」とも言える状況は、想像以上でした。
これは、PCモニターが特別なデザイン性や、他社製品と大きな差をつける独自の技術的要素を出しにくい製品であるため、コスト競争力が決定的な要因となってしまうのでしょう。
PCモニターのような製品は、当面、この中国を中心としたサプライチェーンの構造から抜け出すことは極めて難しそうです。
健康を守り、仕事の信頼性を高める「適切なモニター投資」のすすめ

長時間PC作業を行う上で、適切なモニター選びは極めて重要です。
毎日向き合うディスプレイの品質は、健康(疲労の軽減)と作業効率に直結するからです。
長時間作業で疲れないためのモニター選びとコスト以上の価値
長時間モニターを見続けることによる疲労は、頭痛や肩こりを引き起こし、結果として作業効率を著しく低下させます。
しかし、高品質なモニターは、疲労を大幅に軽減するための様々な機能を搭載しています。
例えば、フリッカーフリー(ちらつき防止)技術や、ブルーライトを大幅にカットするモードは、眼への刺激を最小限に抑えます。
さらに、周囲の光に合わせて輝度や色温度を自動調整する機能があれば、常に快適な視環境が維持されます。
初期投資は必要ですが、健康を守り、集中力を維持できるというメリットは、そのコストを遥かに上回る価値があると言えるでしょう。
モニター投資で仕事効率と信頼性が向上する理由
高品質モニターの大きな利点は、単に「目に優しい」だけでなく、「正確な情報」を表示できる点にあります。
特にデザイン、動画編集、データ分析など、視覚情報が成果に直結する作業では、以下の要素が不可欠です。
- 高い解像度(4Kなど): シャープで詳細な表示を実現します。
- 広色域(sRGBカバー率など): 意図した通りの正確な色彩を再現します。
これにより、最終成果物を制作意図通りの色合いで正確に確認でき、納品前の色ズレ修正にかかる無駄な時間を大幅に削減できます。
モニターへの投資は、納品物の品質向上と手戻りの減少に直結し、結果として仕事の信頼性を飛躍的に高めるでしょう。
あとがき
PCモニターの「メーカー国籍」と「原産国」を一覧で紹介しました。
調査の結果、日本のメーカーを含むほぼすべてのブランドにおいて、主要な原産国が中国となっており、PCモニターのサプライチェーンは事実上、中国に独占されているという現状が浮き彫りになりました。
長時間の作業を行う上で、モニターの品質はあなたの健康(疲労)と仕事の質に直結します。
仕事によっては、ほぼ一日中向き合う製品だからこそ疲労軽減機能や正確な色彩、高解像度といった要素を持つ高品質な製品を選ぶ重要性を改めて強調いたします。
快適な作業環境を実現するための、モニター選びの参考となれば幸いです。
それでは、また。







